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プチナース国試部

国試教室

過去問をもとに、正答につながるポイント、国試対策のポイントをていねいに解説!

<no.08>第105回午前問題55
就労している妊婦に適用される措置と根拠法令との組合せで正しいのはどれか。
  1. 時差出勤―――――――母子保健法
  2. 産前産後の休業――――児童福祉法
  3. 軽易業務への転換―――母体保護法
  4. 危険有害業務の制限――労働基準法

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解答4 危険有害業務の制限――労働基準法

正解の選択肢も含め、措置と根拠法令の正しい組み合わせを提示します。

  1. 時差出勤―――――――男女雇用機会均等法
  2. 産前産後の休業――――労働基準法
  3. 軽易業務への転換―――労働基準法、男女雇用機会均等法
  4. 危険有害業務の制限――労働基準法(○)
正答につながるポイント!

 きわめて基本的なことは必修問題でも問われるくらい頻出の項目です。
 3の「軽易業務への転換」については労働基準法の規定がメインですが、男女雇用機会均等法において「妊娠中または出産後の女性労働者が、健康診査等の結果、医師等からその症状等について指導を受け、それを事業主に申し出た場合には、事業主は医師等の指導に基づき、その女性労働者が指導事項を守ることができるようにするため、作業の制限、勤務時間の短縮、休業等の措置を講じなければならない」とあります。
 この制限には、重量物を取り扱う作業・外勤など連続的歩行を伴う作業・腹部を圧迫するなど不自然な姿勢を強制される作業全身への振動を伴う作業などが該当しますので注意しましょう。

国試対策のポイント!

 女性の就労と法律はくわしく調べておきましょう。

国試教室画像

執筆:大塚真弓(看護師国家試験対策アドバイザー)
Illustration:Keiko Katsuyama

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