menu

プチナース国試部

国試教室

過去問をもとに、正答につながるポイント、国試対策のポイントをていねいに解説!

<no.44>第88回午前問題109
う歯の発生に関連する要因でないのはどれか。
  1. 口腔内細菌
  2. 食 物
  3. 歯 質
  4. 年 齢

解答を表示する

解答4 年齢

 現在ではほとんど出題されない「~でないもの」を選ぶ問題です。う蝕の成因(歯質、細菌、食物)を表したものが「カイスの輪」で、近年はこれに時間を加えたものもあります(図1)。飲食により口内環境が酸性になって歯から脱灰した成分は時間の経過によって元に戻ること(再石灰化)を繰り返しており、う蝕が妨げられています。これは、頻回に飲食をする、ダラダラ食べたり飲んだりすることがう蝕を妨げる「時間」を奪うという意味です。
 次の図の通り、「カイスの輪」に該当しないのは、「4.年齢」です。


図1 カイスの輪(時間を加えたもの)

国試教室画像

正答につながるポイント!

 かなり昔の問題ですが、基本中の基本なうえ、長いこと問われていないので取り上げました。
 う歯の好発部位は咬合面の小窩裂溝(臼歯の上のくぼみ)、歯頸部(歯茎に隠れるところの境界面あたり)、歯同士の隣接面です。
 予防法には口腔内の清掃はもちろん、砂糖の摂取量のコントロールフッ素の使用などがあります。とくにダラダラと甘い飲み物を飲んだり、食べたりするのは避けるようにします。

国試対策のポイント!

 う蝕の原因となる細菌の代表は「ストレプトコッカス・ミュータンス」「ストレプトコッカス・ソブリナス」(ともにレンサ球菌の一種)と「ラクトバチルス」(乳酸菌の一種)です。
 う蝕の進行のプロセスも復習しておきましょう(表1)。


表1 う蝕の進行

国試教室画像 池西静江,石束佳子 編:看護学生スタディガイド2022.照林社,東京,2021:552.より一部改変して引用

執筆:大塚真弓(看護師国家試験対策アドバイザー)

他の過去問を見る>

週1回、Twitterのプチナース公式アカウントから頻出の過去問を出題。さらに翌日、国試対策のプロによる解説を公開します。毎週水・木曜日をお楽しみに!

Twitterで表示