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よくわかる看護職の倫理綱領 第3版

よくわかる看護職の倫理綱領 第3版
定価
880円(本体800円+税)
発売日
2022/2/10
編著
峰村淳子、石塚睦子

編集部のオススメポイント

10万部をこえるベストセラーの第3版。
2021年3月に公表された改訂にあわせて新しくなりました。
“倫理”と聞くと難しいイメージがしますが、この本では看護学生のみなさんにとって身近な具体例を挙げながら、イラストやマンガを使ってわかりやすく説明していますので、ぜひ手にとってみてください。

読者のレビュー

  • 「具体例がたくさん載っていて、実際にどういう行動にうつせばいいか考えることができて楽しいです」(20歳代・女性)
  • 「読みやすく、わかりやすい文章。マンガがあってわかりやすい。良い例、悪い例の対比がよい」(20歳代・女性)
  • 「個人情報、信頼関係など、実習の場でなぜと思うことの意味がわかりました」(20歳代・男性)
  • 「教科書より読みやすい。絵があって、具体例があり、字が大きくて、読んでいてらく」(30歳代・女性)

この本の内容

  • Part1では、難しい倫理綱領の本文(元:条文)を、学生に身近な看護場面を例に挙げながら、やさしい言葉でわかりやすく解説しています。
  • Part2では、看護場面の事例(マンガ)をもちいて問題点を提起し、何が問題であったか見直すことで、学生がいっしょに考えながら、理解をより深めることができます。
  • 看護倫理に関する重要なキーワードもピックアップし解説しています。
  • 豊富なイラストとやさしい表現で、苦手意識をもつことなく、初学者である学生に必要な倫理を学んでもらうことができます。
「看護職の倫理綱領」2021年3月 主な改訂点

1.名称変更:「看護者」→「看護職」

2.構成の変更:

 1)「前文」「本文」「解説」→「前文」「本文」へ

 2)概念が抽象的・浸透していないものに用語注釈を追加

 3)本文16 自然災害における看護職の行動指針を追加

3.本文の変更:

 1)病院から地域への転換が進むなか、あらゆる場で活躍する看護職の行動指針となるように表現を変更

 2)看護職が活躍する場が拡大するなか、あらゆる場面で看護職が人々の尊厳をまもり尊重することを強調

 3)人々の権利に対する意識の変化(多様化)を反映

 4)専門職として対象となる人々と適切な関係を構築することを追加(支援上の関係を越えた個人的な関係に発展するような行動はしない)

 5)十分な話し合いを通じた合意形成である意思決定の視点へ変更(本文4の内容整理)

 6)人々に対する不利益や危害への対応についての視点を追加(本文6)

 7)多職種との有機的な連携と協働を強調(本文9に視点を加え整理)

もくじ

Part1 本文を理解しよう!

本文1 看護職は、人間の生命、人間としての尊厳及び権利を尊重する

本文2 看護職は、対象となる人々に平等に看護を提供する

本文3 看護職は、対象となる人々との間に信頼関係を築き、 その信頼関係に基づいて看護を提供する

本文4 看護職は、権利を尊重し、人々が自らの意向や価値観にそった選択ができるよう支援する

本文5 看護職は、対象となる人々の秘密を保持し、 取得した個人情報は適正に取り扱う

本文6 看護職は、対象となる人々に不利益や危害が生じているときは、人々を保護し安全を確保する

本文7 看護職は、自己の責任と能力を的確に把握し、 実施した看護について個人としての責任をもつ

本文8 看護職は、常に、個人の責任として 継続学習による能力の開発・維持・向上に努める

本文9 看護職は、多職種で協働し、よりよい保健・医療・福祉を実現する

本文10 看護職は、より質の高い看護を行うために、 自らの職務に関する行動基準を設定し、それに基づき行動する

本文11 看護職は、研究や実践を通して、専門的知識・技術の創造と開発に努め、看護学の発展に寄与する

本文12 看護職は、より質の高い看護を行うために、看護職自身のウェルビーイングの向上に努める

本文13 看護職は、常に品位を保持し、看護職に対する社会の人々の信頼を高めるよう努める

本文14 看護職は、人々の生命と健康をまもるため、さまざまな問題について、社会正義の考え方をもって社会と責任を共有する

本文15 看護職は、専門職組織に所属し、看護の質を高めるための活動に参画し、よりよい社会づくりに貢献する

本文16 看護職は、様々な災害支援の担い手と協働し、災害によって影響を受けたすべての人々の生命、健康、生活をまもることに最善を尽くす

Part2 事例で理解を深めよう!

・人間の生命、尊厳および権利を尊重した看護の提供 本文1,2

・社会の人々の信頼を獲得し、それに基づいた看護の提供を看護職は継続学習による 本文3,13

・能力の開発・維持・向上に努める 本文8,11

・人々権利を尊重し、自らの意向や価値観にそった選択を支援する看護 本文4

・対象となる人々の秘密の保持と個人情報の適正な取扱い 本文5

・対象となる人々を不利益や危害から保護し、安全を確保した看護の提供 本文6

・自己の責任と能力を的確に把握し、個人としての責任をもった看護 本文7

・多職種で協働し、よりよい保健・医療・福祉を実現 本文9

・より質の高い看護を行うために、自らの職務に関する行動基準を設定し、行動する 本文10

・看護職自身のウェルビーイングの向上に努める 本文12

・人々の生命と健康へ影響するさまざまな問題への正義と責任 本文14

・専門職組織に所属し、 看護の質を高めるための活動への参画 本文15

・災害から人々の生命、健康、生活をまもる 本文16

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