アセスメントができるようになる! 検査まるわかりガイド

- 定価
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発売日
- 2020/04/20
- 著
- 浅野嘉延
編集部のオススメポイント
実習や病棟でよく出合う検査に絞り、基準値とそこから外れた値を示したときに疑われることを、項目ごとに一覧表で解説。アセスメントや看護のポイントも示しているので、検査データを切り口に、総合的に患者さんに合った看護を考えることができる1 冊です!
Part4では疾患や症状に応じた検査の見かた、Part5では対象(妊婦・小児・高齢者)に応じた検査の見かたを解説しており、「看護に使える」「わかって動ける」内容になっています。巻末には検査種類別・病状別2種類の基準値一覧表つき。
☆こんな方におすすめ!
- 検査データを正しくアセスメントしたい方
- 患者さんに合わせた事前学習をしたい方
- 実習記録に個別性を出したい方
- 看護師の検査へのかかわりを学びたい方
この本の特徴
看護学生~看護師まで役立つ基本的な知識・考え方がまるわかり!
- 基礎的な検査を無理なくしっかり学べる
- 疾患や症状を中心に関連する検査を見ていける
- 領域別(母性・小児・老年)での検査値の見かたがわかる
- 画像検査、心電図についても解説
読者のレビュー
- 「誌面が見やすく、イラストがあってとてもわかりやすく感じました。アセスメントにも役立ちそうです」(10歳代・女性)
- 「基準値、高値、低値で考えられる疾患についてくわしく知ることができました」(10歳代・女性)
- 「画像検査についても載っていて、先生に質問されたときに役立ちました」(20歳代・女性)
おもな内容
Part1●看護に必要な検査の基本
- 検査データのアセスメントの基本
- 検査前後の看護の基本
Part2●病棟で出合う一般検査、血液検査
- 検体の取り扱いのポイント
- 見てわかる! 一般検査の基礎知識
- 尿検査/便検査
- 見てわかる! 血液検査の基礎知識
- 血球検査:赤血球(RBC)/白血球(WBC)/血小板(Plt)
- 凝固線溶系検査:プロトロンビン時間(PT)/活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)/フィブリン/フィブリノゲン分解産物(FDP)/フィブリノゲン(Fg)
- 見てわかる! 血液生化学・免疫血清学検査の基礎知識
- 酵素:アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)/アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)/アミラーゼ(AMY)/クレアチンキナーゼ(CK、CPK)/γ-GT/アルカリホスファターゼ(ALP)/乳酸脱水素酵素(LD、LDH)
- 血清タンパク:総タンパク(TP)/アルブミン(Alb)/タンパク分画
- 窒素化合物:クレアチニン(Cr)/血中尿素窒素(BUN)/クレアチニンクリアランス(Ccr)尿酸(UA)/アンモニア(NH3)
- 糖質:血糖(BS)/75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)/HbA1c(糖化ヘモグロビン)
- 脂質・胆汁:コレステロール(Ch)/トリグリセリド(TG)/ビリルビン(Bil)
- 電解質:ナトリウム(Na)/カリウム(K)/カルシウム(Ca)
- 炎症マーカー:CRP(C反応性タンパク)
- 動脈血液ガス分析
Part3●病棟で出合う画像検査、生理検査
- 見てわかる! 画像検査の基礎知識
- X線検査:胸部X線検査/腹部X線検査
- CT検査:頭部CT検査/胸部CT検査/腹部CT検査/冠動脈CT検査
- MRI検査:頭部MRI検査・MRA検査/MR胆管膵管撮影法(MRCP)
- 超音波検査:心臓超音波検査/腹部超音波検査
見てわかる! 生理検査の基礎知識- 心電図検査/呼吸機能検査
Part4●病状別検査データの読みかた
- 病状別に検査値を考える理由
- 見てわかる! 病状別の検査値の特徴
- 循環器疾患:心不全の症状があるとき/激しい胸痛発作があるとき
- 呼吸器疾患:呼吸困難を訴えるとき
- 肝臓疾患:急性の肝機能障害があるとき/慢性の肝機能障害があるとき
- 腎臓疾患:急性の腎機能障害があるとき/慢性の腎機能障害があるとき
- 代謝・栄養疾患:糖尿病の長期的な観察のとき/栄養状態を評価するとき
- 感染症:急性の発熱から感染症が疑われるとき
- 脱水:脱水が疑われるとき
Part5●対象別検査データの読みかた
- 対象別に検査値を考える理由
- 母性の検査値の特徴
- 成人の基準値との違い/妊娠高血圧症候群/HELLP症候群/妊娠糖尿病/妊娠中の貧血/Rh式血液型不適合妊娠/母子感染
- 小児の検査値の特徴
- 成人の基準値との違い/新生児黄疸/脱水/身体の成長の影響/採血時の溶血
- 高齢者の検査値の特徴
- 成人の基準値との違い/高齢者の貧血/低栄養/突然の発熱/浮腫/心筋梗塞/心不全/脱水
■資料
検査値でよく使われる単位
本書で使われている略語
本書で扱う主な検査基準値一覧
検査種類別基準値一覧/病状別基準値一覧
関連バックナンバー



