イラストを使った問題で、出題形式がおもしろい例です。「お、翌年以降もこのスタイルの問題が続くのか?」と、思いきやそうでもありませんでした。
選択肢1のように身体より高い位置に排液バッグがあるのではドレナージできませんし、選択肢3のようにベッド柵にチューブを絡ませる必要もありません。極めつけは床にベタッと置かれている選択肢4ですね。腹腔ドレーンは清潔にする必要があるので臨床現場でこの管理状態では感染のおそれがあり不適切です。たぶん先輩か主治医にこっぴどく叱られます。
執筆:大塚真弓(看護師国家試験対策アドバイザー)